コロナの休校で、「勉強が心配」という相談をうけました。
「何を学習されてますか」と聞くと、学校の課題であるドリルと漢字。
「読書をすすめても習慣が育っていないのでゲームばがり」と心配そうでした。
そこで、思いついたのが、メールとLINEです。
ドリルと漢字、ゲームの子に、いきなり、むずかしいことはできません。
それに自分で勉強をする習慣もだいじです、
そこで、詩をメールでおくりました。八木重吉さんの詩です。
( )をひとつふところにいれてやりたい
てのひらへのせてみたり
ころがしてみたり
腹がたったら投げつけたりしたい
まるくなって
あかくなって落ちてゆくのをみていたら
( )がひとつほしくなった
<先ず、ノートに写し、LINEで写真を届けてもらう。( )言葉を一つと決めないで複数以上書く。その理由も。>
LINEやメールは間が持てるので、結構、考える時間がもうけられました。
手元の詩を、お母さんメールで送り・写す・( )を考える。理由を書くという方法がわかり、教科書の文章も少し自分で読むようなったそうです。
「考える時間がある」というのは、貴重です。
