滴りは分厚き森の息づかい 政苑
牡丹散散る風の謀反に油断して 夏生
気の重さ日ごと色濃く梅雨に入る 久子
さざ波す青田の夜の声透けて 今日子
空豆や天に向けてる喉仏 好雄
漁村にも八十八夜の風が吹く まさる
夏蝶の恋する野菜畑かな 武人
櫓の音に併せて揺るる花菖蒲 近江
蛍狩り闇の深さに驚きぬ 紀子
逆さ比良田植え機走る頂へ 幸司
2020年06月07日
うきくさ句会7月
posted by ky at 07:31| Comment(0)
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