2020年05月01日

作品鑑賞(『花藻』既刊誌より)

◎コーヒーの香り豊かに春の午後   見月
午前の慌ただしさに比べ春の午後はゆっくりと時がすぎる気がする。
 コーヒーの香りに感じる豊かさに同感。
◎雪だるま並べて子等はどこへやら   みよこ
 子どもは気まぐれ。夢中で作ったであろう雪だるまが完成したら次の遊びに気持ちが移る。
 雪だるまと子等への愛しさを感じる。
◎春寒の山を背負ひて磨崖仏      一也
 大津の鹿跳橋から信楽に向かって二キロほど進んだ所に、高さ二十メートルもある磨崖仏。
 春寒の山を背負うと表現はさすが。
◎遠足のがやがやと来て一直線  みつを
 教室という場から解放された遠足は、非日常的で楽しい日。
 おしゃべりが楽しい。しかし、列を崩さない律儀さが子どもらしい。
◎水温み遊び盛りの声がする   芳子
  寒さがゆるみ暖かい日差しを感じる日、子どもたちの黄色い声が聞こえる。
  子どもは元気が一番と思う温かさが貫いている作品。
◎レコードで通じる仲間春隣り  雅子 
  誰もが知っていると思っている言葉が通じないことを感じるこの頃。
  レコードに代表される昭和時代の仲間に納得
◎歳月の修羅の幾たび風車    信吾
 春を迎える喜びは世代によって深さや重さが違う。
 春のそよ風に回る風車は優しい

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posted by ky at 06:45| Comment(0) | 日記
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