日常の生活が大きく変わってきた今の時代、どのように生きていくかを説かれたものです。不安なおは
心が変化についていかないこととで「心が、今までの生き方にひきすられている」という内容でした。
大谷僧侶が24年前に人生を変える詩に出会われたことを詳述されています。
その詩は、
「なりたい」
心がこわれるほと
苦しくて
やさしい言葉を掛けてくれる人
捜してけいど
どこにもいない
ふと思う
捜すような人間やめて
やさしい言葉を掛けられる
そんな人間になりたい
(八田少年院刊『生活詩集若い木の詩』より)
この詩を無着成恭さんは「こういうのを仏教ではさとりという」といわれたということも述べられている。